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コバ磨き機とは、革製品を作るレザークラフトを行うときや革製品を長く使い続けるために使う道具です。
この道具は、あまり広く知られている道具ではないので販売している店や買取をしている店はあまり多くありません。
そもそもコバとは“小端”であり、革製品の切り口・切断面を意味しています。
レザークラフトを行う場合、このコバや毛羽立ちのある床面を磨くことをコバ磨きといい、人によってさまざまな道具や薬品を使いますが、その中の道具のひとつとしてコバ磨き機を使って行う人もいます。
コバ磨きを行うことにより見た目が美しくなるとともに、防水性が上がり、より長く使えるようになります。そのためレザークラフトを趣味とする人以外でも、革製品を長く使いたい人が行い、コバ磨き機を購入したり、自作したりする人がいます。
コバ磨きを行うにはさまざまな薬品を用いますが、よく知られて使われているものがトコノールです。
コバ磨きの手順は、まずコバの形を整えるためにコバの面取りを行います。これにはヘリオトシなどの道具を使います。
面取りを行うことにより直角の状態であったコバが滑らかになります。さらに断面を滑らかにするためにサンドペーパーなどのやすりにより形を整えて削り滑らかにします。 次いで、トコノールと呼ばれる薬品をぬります。
そして薬品が乾いた後に、塗った面を布やガラス版、またはウッドスリッカーなどを使って磨いていきます。
これを数回繰り返し自分が納得いくまで磨きます。最後にイリスという艶出しのニスのようなものをぬって終わります。
これらの作業すべてを行うためのコーンスリッカーやプレススリッカーなどをコバ磨き機ともいいます。
コバ磨きには研磨の作業が多くあり、研磨を行う道具を特にコバ磨き機ともいいます。
この道具を使うことにより、研磨作業が楽になり腱鞘炎のリスクが減ります。この道具を、電動ドリルを使って自作する人もいますが、自作品が買取対象になることはほとんどありません。